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悪党同盟バフ後環境におけるフリーズメイジについて

こんにちは。今回は私が6月以降ずっと使い込んできたフリーズメイジの解説となります。実績としては、スペシャリストを優先したが勝ちきれなかったがためにスペシャリストではトップ4を2回、ラダーでは100位タッチを2鯖合わせて4回、最後の数時間の放置でトップ200から落ちるという全てにおいて悲しい成績でした。今回の記事では、スペシャリストルールにおける構成をベースとして解説していきたいと思います。これから紹介するデッキは、SoLegit、dog、fr0zenのフリーズメイジを参考としたものであり、彼らのプレイングやデッキリストなどにも目を通すことをお勧めします。

 

 

デッキ構成

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最新型(secondary と tertiary が入れ替わっている)

 

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武器破壊型

1.primary deckの構成

 

  Ⅰ.ダイナモ

7/27 現在の最新型です。

サイクロンメイジに対応するためブリザード2枚採用。アグロに対しても比較的有用なカードになります。

魔力ダイナモは対ウォリアーで最も勝率に寄与するカードがルナのポケット銀河系であることから、最小限の枠で最大限のリターンを得るためのカードとして採用しています。

 

 Ⅱ.武器破壊型

コライダーをメインから採用したウォリアーやドゥームハンマーを採用したシャーマンに対して有用です。一方で対ローグでは思ったより武器破壊が刺さらず、挑発ミニオンを増やす方が勝利につながるのではないかと考え、現行のリストに変更しました。

 

 

 

 

2.secondary, tertiary  deckの構成

 secondary deckの構成

対アグロ用のリストで、いまいち定まっていない部分も多いです。

用途の少ないカードを抜いて使用頻度の高いカードを優先して採用するという基本に忠実な組み方をしています。

まず、確定枠としてはハーフタイムの清掃員が挙げられます。サイド後に採用されやすいフェアリードラゴンに非常に強く、隠れ身を活かして一方トレードした上で招来を絡めて盤面を取ることができます。

現在もまだ悩んでいる枠が、ブリザード、会場警備係、カレクゴス、アレクストラーザです。ブリザードは汎用的ですが攻めるミニオンがいない状況ではジリ貧になりやすく、ローグのサメドリンカーステップなどで顔を集中的に詰められることが裏目になりやすいです。会場警備係は生き物であり、武器のスイングを防げることは魅力ですが、相手の盤面次第ではコストパフォーマンスが悪く決定力もありません。カレクゴス、アレクストラーザは決定力はありますがそもそも使えないことも多いです。これらの配分はメタと相談してその都度決めていくことになると思います。

最新のリストで採用されている苔むしたモノノケですが、サメを踏み潰したり、ヘルスの上昇したマーロックを踏みつぶしたり、絨毯を踏み潰したりと非常に使い勝手が良く、2枚採用も考えられるかもしれません。

 

 

  tertiary deckの構成

 対コントロールのリストです。序盤の盤面の維持に便利なトワイライトドレイク、爆弾による不慮の事故を防ぐキジル博士、バリューの凄まじい天文術師を採用しています。聖なる怒りパラディンが多いようであれば、10マナ招来のチャンスを増やせるジェペットの採用も有効でした。カトリーナ・ムエルテによる復活を防ぐために週末予言者を抜いています。

 

 

 

 

3.スペシャリストにおける各マッチアップの解説

 最初にに、基本的な考え方を書いておきます。

 現環境のフリーズメイジは序盤を除去によってしのぎ、中盤以降の強力な動きで巻き返していくデッキです。

 フリーズメイジにおける基本的なテクニックですが、基本的にはブリザード→フロストノヴァの順に使う方が、終盤のビッグムーブに繋げやすいため強力です。

 また、このデッキにおいては、サイクロンやドラゴンメイジと異なり、巨人を最優先するようなプレイングは裏目が大きいということも念頭に置くべきだと思います。

 

主に数が多いアーキタイプについて解説していきます。

 

 

対サメテンポローグ

1ゲーム目

マリガン キープ 先攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ 山の巨人(ドローソースor 招来があれば) 召術師の招来(山の巨人があれば)

基本的に序盤を除去でさばいて中盤以降で巨人招来を狙うことが多いです。。

2ゲーム目以降 secondary deck

マリガン キープ 先行時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 ハーフタイムの清掃員 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 ハーフタイムの清掃員 山の巨人(招来と知性が揃っている時のみキープ) カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

細かいテクニック なし。 顔を守るため、除去は早めに使った方が良い。相手の実力による部分が多いが、上手い相手だと不利。

 

 

対ミッドレンジハンター

1ゲーム目

マリガン キープ 先攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ 山の巨人(ドローソースor 招来があれば) 召術師の招来(山の巨人があれば) 

2ゲーム目以降 secondary deck

マリガン キープ 先行時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 ハーフタイムの清掃員 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト ルナのポケット銀河系 ハーフタイムの清掃員 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ 山の巨人(招来と知性が揃っている時のみキープ)

細かいテクニック 基本的に、序盤のハイエナ、ハファーを処理できないと厳しいので除去の優先度が高いです。必殺の一死があるため巨人を出すときは同時に招来したいですね。(テンポで出すしかない時も多いので見極めが大切。ミラーイメージを突破した後のリンクスや猟犬を凍結させるとボードロックが狙え、ズルジンのバリューを減らす効果も期待できるので有用。微有利~有利

 

 

対爆弾ウォリアー

1ゲーム目

マリガン キープ 先行時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ 終末預言者 フロストボルト 魔力なる知性 苦痛の侍祭

                           後攻時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ 終末預言者 フロストボルト 魔力なる知性 苦痛の侍祭 山の巨人 召術師の招来

2ゲーム目以降  tertiary deck

マリガン キープ 先行時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ 終末預言者 フロストボルト 魔力なる知性 苦痛の侍祭 トワイライトドレイク

                           後攻時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ 終末預言者 フロストボルト 魔力なる知性 苦痛の侍祭 山の巨人 召術師の招来 トワイライトドレイク

序盤は受けて、中盤以降で逆転して倒しに行くマッチアップ。相手のリストにコライダーが入っているときは、最低限の除去+ルナポケ全力というイメージ。リソース勝負だと厳しいので、テンポ良く押しつぶす意識でプレイしていくといいと思われます。有利

 

対サイクロンメイジ

全ゲームprimary deck

マリガン キープ 先行時 山の巨人 終末予言者 魔力なる知性 苦痛の侍祭 ルナのポケット銀河系 召術師の招来(巨人とセットでキープ) 

                           後攻時 山の巨人終末予言者 魔力なる知性 苦痛の侍祭 ルナのポケット銀河系 召術師の招来(巨人とセットでキープ) カドガー(山の巨人+招術師の招来とセットで)

相手より先に強大な盤面を形成し、凍結カードの枚数差によって押し切るのが基本的なプランです。

細かいテクニック 空の盤面に終末予言者を置いて巨人を牽制。(その場合、3ターン目に苦痛の侍祭があっても、3ターン目ヒロパ 4ターン目終末予言者 5ターン目苦痛の侍祭+ヒロパと動いた方が強いことが多い)

相手に先に招来させる→巨怪を巨人で一方トレードした後自分も招来。微有利

 

対爆弾ハンター

マリガン キープ 先攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト (ルナのポケット銀河系) カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト (ルナのポケット銀河系) カドガー+海の巨人+ミラーイメージ 山の巨人(ドローソースor 招来があれば) 召術師の招来(山の巨人があれば) 

2ゲーム目以降 secondary deck

マリガン キープ 先行時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト (ルナのポケット銀河系) ハーフタイムの清掃員 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストボルト (ルナのポケット銀河系) ハーフタイムの清掃員 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ 山の巨人(招来と知性が揃っている時のみキープ)

山の巨人はほぼ通らないが、確定除去を吐かせるために早期にプレイすることが多いです。ゲームプランとしては、相手の断末魔などを利用して横並びを作った後に海の巨人を出して凍らせた上で殴りきるということになる。対メカデッキにおいては、ブリザード2枚が欲しくなることが多いです。ルナのポケット銀河系については、相手の手札が強いとまず使わせてもらえないためキープするときは覚悟しておくべきです。

細かいテクニック ボードロック中は超電磁出来ない。 不利

 

対聖なる怒りパラディン

1ゲーム目

マリガン キープ 先行時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ  魔力なる知性 苦痛の侍祭

                           後攻時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ魔力なる知性 苦痛の侍祭 召術師の招来(ドローソースが引けていれば検討しても良い)

2ゲーム目以降  tertiary deck

マリガン キープ 先行時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ  魔力なる知性 苦痛の侍祭 トワイライトドレイク

                           後攻時 ルナのポケット銀河系 魔力ダイナモ 魔力なる知性 苦痛の侍祭 山の巨人 召術師の招来 トワイライトドレイク

相手のボードクリア性能が高く、ビッグムーブは打点に繋がりにくいため中型のミニオンをうまく使って攻める必要があります。10マナ招来からハッカーを引くことが最も有力な解決策であるため、招来の使いどころは良く検討しましょう。相手のプレイング次第で微有利~微不利

 

対アグロシャーマン(マーロックシャーマン)

1ゲーム目

マリガン キープ 先攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストノヴァ(週末予言者があれば検討) フロストボルト ルナのポケット銀河系 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストノヴァ(週末予言者があれば検討) フロストボルト ルナのポケット銀河系 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ 山の巨人(ドローソースor 招来があれば) 召術師の招来(山の巨人があれば)

基本的に序盤を除去でさばいて中盤以降で巨人招来を狙うことが多いです。

2ゲーム目以降 secondary deck

マリガン キープ 先行時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストノヴァ(週末予言者があれば検討) フロストボルト ルナのポケット銀河系 ハーフタイムの清掃員 カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

                           後攻時 苦痛の侍祭 魔力なる知性 終末予言者 フロストノヴァ(週末予言者があれば検討) フロストボルト ルナのポケット銀河系 ハーフタイムの清掃員 山の巨人(招来と知性が揃っている時のみキープ) カドガー+海の巨人+ミラーイメージ

基本的な勝ち筋は、後攻時ルナポケ、巨人招来、ミラーイメージ海の巨人、先行時はルナポケorミラーイメージ海の巨人

相手の横並びを利用するのが最も多い勝ち筋ですが、後攻であれば巨人招来が決まってそのまま勝ってしまうことも多いです。良くも悪くも噛み合わせが重要なデッキであるため、初期手札を見てゲームプランを考えつつマリガンしましょう。

細かいテクニック 対純正マーロックであればノヴァセイヤーは意外と通りやすい

                              直接打点が多く回復が追いつかないため、序盤から常にどうやってリーサルをとるか考え続けることが大事。微有利~微不利

 

 

 

 

4.これまでに検討したカードたち

   動物変身

メイジ、メカデッキにはかなり有利になるが、数が少ないため枠を割くほどでもないと思いました。

 

   ファイアツリーの呪術医

ドラゴンセットで採用。活躍はしたがドラゴンメイジに寄せる意味を感じませんでした。

 

   金庫番

1ローグに思ったより強く、ウォリアーに対してそれなりに攻撃力を発揮してくれました。しかし6マナは重く、ワイバーンに1方トレードされる上に昏倒を考慮すると安定性が低いと感じました。

 

   誇り高き守護者

書いてあることは強そうなのにそこそこの試合数回しても1試合も貢献しなかったため解雇。

 

   魔力の鍵屋

ミラーでいやらしく、ウォリアーなどに対しても呪文相殺などで腐りにくい。細かいカードを多用するヒーローが多い環境ではメイジの秘策はバリューを発揮しにくいため解雇。

 

   含み笑う発明家

弱い盤面に対して出せれば強いが、横並びのヒーローが多いため解雇。

 

    チョッキンガー

シナジーがほぼないため強さを感じませんでした。

 

   シルバーバックの長

NAで大会に参加した際、持っていないカードを登録してしまったため、登録外のカードを絶対に使用しないために採用🤪

 

他思い出しor試し次第追記

 

5.ラダー用の構成

7/27 現在、ダイナモ型のprimary deckを使用しています。ラダーにおいては型の判別ミスが死に直結するようなヒーローはいないので、スペシャリスト形式における1ゲーム目のプラン通りで問題ないと思われます。

 

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